母と子ども

幼児教育に関するつぶやき

とある通勤電車の中で

ある朝の電車の中、優先席マークの席に座る若いカップル(友達か、職場の仲間かも?)が、まずそこに座ってる事もどうかと思うが、そんなごく一般的な常識が通じない相手だと、すぐに理解させられる。


近くに行ったのが間違いだった。
布の手提げ2つとスーパーのビニール袋いっぱいにいろいろ突っ込んである中から、次々と広告やらチケットやらを取り出して男性に説明しているのである。
いろんな飲食店のチラシを持っていて、どこどこのセットメニューや、割引券、何時まではいくら安くなる、何曜日に行くと◯◯がつく、日替わりのモーニングはいつがお得、徒歩何分と書いてある…など矢継ぎ早に喋り、もう周りに聞こえていようが、お年寄りの方が前に立とうが車内のアナウンスがあっても、全く周りが見えていない。彼に説明する事だけに夢中になり声もだんだん大きくなる。
こういう時、周りの人は黙って我慢するしかない。


彼女もその相手も、ファストフードなど、それらのチラシの商戦にまんまと乗せられて、一見おトク感を我が物にしたとウキウキなんだが、その稚拙な思考と言動に(えっ⁈何歳⁇)とついチラ見してしまった。(残念ながら二十歳はとっくに過ぎてる2人でしたね…)

 

通勤電車の中では皆、今日の仕事の1日の流れを考えたり、今日一日を計画したり、昨夜の家庭での事を考えたり、今夜の夕食を考えたり、眠くて仮眠する人や…それぞれが思いを巡らせたりする場所だったりする。が、こういう人がいると、この近くに乗った皆が、この人の話を嫌でも聞かされ、頭の中の思いをかき乱される。

 

こんな時、幼児教育をする身として思うのは、この女性の幼児期はどんな風だっただろう?育てにくい子だったかな?社会に出た今、周りに注意する人はいないのだろうか?この女性もいつか結婚して子育てするだろうか?
こんな機関銃のように喋り続ける女性が母親になったら…?

 

ここまで考えて、ゾッとした。
割引券が悪いという事ではなくて、モラルも何もない、周りの状況を把握できない人が、いつか親になって子育てをするかも…と思うと、大袈裟だが、この国の未来が心配になる(私も歳をとったなぁ)
こういうパターンがまさしく
「問題の子どもは、問題の親が作る」という事なのだろう。